毎日欠かさず使うお風呂は、家計の中でも水道代や光熱費の負担が大きい場所です。ちょっとした工夫を取り入れるだけで、快適さを保ちながら出費を大きく減らすことができます。お湯の使い方や設備の工夫、生活習慣の見直しなど、すぐに始められる節約術を知っておきましょう。本記事では、無理なく続けられるお風呂の節約方法をご紹介します。
お風呂の水道代を減らすためにできること
お風呂は毎日使う場所だからこそ、水道代の大きな割合を占めています。ここでは、誰でもかんたんに取り入れられるお風呂での節水方法をご紹介します。
お湯は必要な分だけにする
浴槽にお湯をたっぷり貯めると、その分だけ水道代がかかります。家族の人数や入浴の順番を考えて、必要な分だけお湯を張るように意識することが大切です。
たとえば、半身浴を取り入れる場合は水位を少し低くするなどの工夫も効果的でしょう。湯量を見直すだけで、無理なく節約につながり、環境にもやさしい入浴習慣になります。
節水シャワーヘッドに交換する
シャワーは手軽ですが、その分、使う水の量も多くなりがちです。そこでおすすめなのが、節水効果のあるシャワーヘッドへの交換です。水圧はそのままに水量を減らしてくれるため、使い心地を変えずにしっかり節約できます。
取り付けもかんたんなので、誰でもすぐに始められる点も魅力です。毎日のシャワーで少しずつ節水できるため、長期的に見れば大きな節約効果を実感できます。
お風呂の残り湯を無駄にしない！家計にやさしい節約アイデア
毎日のお風呂で使う水は、実はとても大きな量になります。ちょっと工夫を加えることで、残り湯を再利用し、水道代を抑えることができます。ここでは、手軽に始められる残り湯活用の節約術を見ていきましょう。
洗濯や掃除に残り湯を使う
浴槽に残ったお湯は、そのまま洗濯や掃除に活用できます。とくに洗濯では、最初のすすぎまで残り湯を使うと水道代をしっかり抑えられます。
掃除でも、床やベランダを流す水として使えるため、便利です。少し冷めたお湯は油汚れにも強く、掃除の効率も上がります。日常のちょっとした工夫で、節約と同時にエコな生活を実現できます。
シャワーの出始めの冷水も有効活用
シャワーを使い始めると、すぐにはお湯が出ず冷水が流れます。この水をそのまま捨てるのはもったいないものです。バケツなどに貯めておけば、植物への水やりや掃除用の水として再利用できます。
家族の人数分集めれば意外と多くの量になるため、毎日の小さな積み重ねが節約効果につながります。
風呂水再利用システムでさらに便利に
浴槽の残り湯を自動でくみ上げ、洗濯機に送る風呂水再利用システムを導入するのもおすすめです。手作業でバケツを使う必要がなくなり、かんたんに残り湯を利用できます。
初期費用はかかりますが、長期的に見れば大きな節約効果が期待でき、日々の家事の負担も減らせます。効率よく残り湯を活用したい方にぴったりの方法です。
お風呂でできる光熱費の節約方法とは？
お風呂は一日の疲れを癒す大切な時間ですが、光熱費の中でも大きな割合を占めています。ここでは、家庭で取り入れやすいお風呂の光熱費節約術をご紹介します。
ふたを使ってお湯の温度を守ろう
浴槽にお湯をためたまま放置すると、熱はどんどん逃げてしまい、追いだきの回数が増えて光熱費がかさみます。そこで効果的なのがふたをすることです。入浴後に浴槽へふたをかけておけば、お湯の温度が下がりにくくなり、余計なエネルギーを使わずに済みます。
とくに家族の入浴時間がずれる家庭では、ふたの有無が大きな差につながります。家族みんなで、お風呂から上がったらふたを閉めるという習慣をつければ、無理なく節約できます。
エコキュートで効率よくお湯をつくる
給湯にかかるエネルギーを抑えるなら、エコキュートの導入も効果的です。空気中の熱を利用してお湯を沸かすため、従来のガス給湯器や電気ヒーターよりも消費エネルギーが少なく済みます。
さらに、深夜の安い電気を使ってお湯を沸かせるため、電力プラン次第で大幅な光熱費削減が可能です。タンクの保温性も高く、作ったお湯が冷めにくいので効率的です。長い目で見ると、設備投資をしても十分に元が取れる節約方法といえるでしょう。
エコ機能を活用して無駄を減らす
エコキュートには、ふろ自動やエコふろ保温など、光熱費の節約を助ける機能が備わっています。ボタンひとつでお湯はりや保温、たし湯までを自動で管理してくれるため、必要以上にお湯を使ったり、無駄に追いだきをしたりする心配がありません。浴槽のお湯が減ったり冷めたりした場合も、自動で効率のよい方法を選んで調整してくれます。
お湯の冷め方を学習して、誰も入浴していないときには余計な保温を行わないため、無駄な電気を抑えられます。こうした機能をうまく使えば、快適さを保ちながら光熱費の負担を減らすことができます。
まとめ
毎日使うお風呂は、少しの工夫で水道代や光熱費を大きく抑えられる場所です。浴槽にお湯をためすぎない、節水シャワーヘッドを取り入れるなどの方法はすぐに実践でき、家計にやさしい節約につながります。また、残り湯を洗濯や掃除に活用したり、冷水を捨てずに再利用したりする工夫も効果的です。さらに、ふたで保温をしたりエコキュートを導入して省エネ機能を活用したりすれば、快適さを保ちながら光熱費の削減が可能です。無理のない工夫を積み重ねて、かしこく節約を続けましょう。
