エコキュートに交換したいけれど、工事前の現地調査は必要なの?とお考えではありませんか。現地調査は面倒と考える方もいらっしゃいますよね。そこで本記事ではそんな疑問を払拭すべく、現地調査の必要性やメリット、注意点について解説します。この記事を最後までお読みいただき、後悔のないエコキュートの設置・交換にお役立てください。
最適なプランを提案してもらえる
新しいエコキュートに交換する際には、現地で事前にチェックすべきポイントがあります。ここでは、現地調査の必要性と、そこから得られるメリットについて解説します。
設置場所の細かい調査が受けられる
エコキュートを使うためには、お湯を貯める貯水ユニットと、大気から熱を取りだすヒートポンプユニットが必要です。現地調査ではまず、この2つのユニットを設置できる場所を探します。
ガス給湯器のお宅をエコキュートに交換する場合、数百キロの重さがある貯水ユニットを安全に設置できる場所を探さなければいけません。万が一、設置場所の基礎部分が軟弱であった場合には、コンクリートで事前に基礎を固める必要があります。
屋外のガスボンベが置いている場所にはヒートポンプユニットを設置できるか地盤や安全性をチェックします。また、ヒートポンプユニットとエコキュートとの間にはヒートポンプ配管、エコキュートと浴槽との間には給排水配管を設置できるか細かいチェックが必要です。
問題を解決するためのプランを教えてくれる
信頼できる専門業者に現地調査を依頼すると、基礎や地盤、配管などの専門的な調査が受けられます。問題点が見つかれば、どのような補強や補修が必要なのか、解決するための最適なプランが提案してもらえます。実際に顔を合わせ話すことで、納得したうえで工事の依頼が可能です。
事前にトラブルを防止できる
現地調査をせずエコキュートの工事をおこなってしまうと、ヒートポンプユニットの低周波騒音による隣家との騒音トラブルが起きたり、隣地境界の越境トラブルに巻き込まれたりするなどの問題が発生します。トラブルが起こってしまうと、設置場所の移動など、余計な費用がかかってしまいますので現地調査は欠かせません。
より正確な見積もりが可能になる
現地調査を受けることで、工事内容に納得できるだけではなく、正確な見積もりを作成してもらえることも大きなメリットです。ここでは、事前調査における見積もりのメリットについて解説します。
精度の高い見積もりがもらえる
現地調査をせず受けた見積もりには、本体価格や標準工事費用しか含まれていないこともあり注意が必要です。実際には、エコキュートを支えるコンクリート基礎工事などの追加工事が必要になることもあります。現地調査を受けず、金額を確定させずに工事を始めてしまうと、後から追加工事が発生し、費用が膨らんでいく可能性もあります。見積もり額を確定させる意味でも、現地調査は必須の工程です。
複数社から見積もりを取って精度を上げるのもよし
追加費用が発生しない精度の高い見積もりを取るためには、複数の業者に見積もりを依頼することが有効です。複数社の見積もりを比較することで、工事の適切な価格が見えてきます。また、追加工事に対する見解も業者によってさまざまなため、複数の業者に現地調査に入ってもらうことが大切です。
悪徳業者には要注意!
エコキュート工事の際に現地調査は必須となりますが、なかには現地調査を悪用し高額な費用を請求する悪徳業者も存在します。ここでは、注意すべき悪徳業者について解説します。
訪問販売は工事費用が高い
飛び込みでやってくる訪問販売から現地調査を受ける際は注意が必要です。訪問販売は人件費が高いため、費用も高額になりがちです。訪問販売はインターネットなどを見ない情報弱者や高齢者をターゲットにしています。訪問販売の特徴は、費用が高くてもランニングコストは安くなることを強調し、畳みかけてくることです。訪問販売だけが安くなる特別なものを売っているわけではありません。訪問販売とは安易に契約しないことが賢明です。
契約を迫られても即決しない
訪問販売で面倒なのは、話をしたからには契約するまで帰らないという迷惑な姿勢です。今だけのキャンペーン価格だと揺さぶり、今日契約しないのはありえないと迫ってきます。その際には、どんなに工事内容が魅力的に見えても、今日は見積もりだけと伝え帰ってもらいましょう。即決を迫る訪問販売によいお付き合いができる業者はいないでしょう。
まとめ
今回はエコキュート工事の際に現地調査は必要なのか、そのメリットや注意点について解説しました。現地調査では、ユニットを適切に設置できる場所があるか、基礎に補強が必要ではないか、ユニットが隣家に迷惑をかけないかなどを調査し、最適なプランを提案してくれます。
また、現地調査では、正確な見積もりがもらえることもメリットです。正確な見積もりがなく工事を始めてしまうと、後から追加工事が発生し、費用が膨らんでいく可能性があります。
さらには、訪問販売の現地調査には注意が必要です。訪問販売は人件費が高いため、工事費用も高額になりがちです。訪問販売はインターネットなどを見ない情報弱者や高齢者をターゲットにしています。現地調査の必要性でお考えであれば、ぜひこの記事にある内容を参考に工事を検討してください。