冬場におけるエコキュートの使い方で注意点はある?

公開日:2024/08/15


エコキュートは経済的で快適な生活をサポートする頼もしい存在ですが、冬場の利用ではいくつかの注意点があります。
今回の記事では、寒い季節にエコキュートを適切に利用する方法や注意すべきポイントについて焦点を当て、エコキュートの効果的な利用を実現するためのヒントをご紹介いたします。

凍結防止が最優先

エコキュートは快適な生活を支える重要な家庭用機器です。冷え切った気温が続くこの季節には、エコキュートに関連するトラブルが発生しやすくなります。凍結防止のためにできることを考えてみましょう。

配管の凍結

0℃を下回る気温では、エコキュートの給湯・給水配管内の水が凍結する危険性があります。凍結が発生すると、給湯が使えなくなるだけではなく、修理にも多額の費用がかかります。配管の凍結を防ぐには、いくつかの対策があります。

まず、浴槽に溜めたお湯を抜かずに翌日までそのままにしておくと、配管の冷えを防げます。また、蛇口から水を細く出しておくと、水の循環により凍結のリスクを低減できます。

もし配管が凍結してしまった場合には、ぬるま湯をかけて中の氷を溶かす対処法があります。急に熱湯を流すと急激な温度差によって破裂を防ぐためにも注意が必要です。熱湯ではなく、人肌程度の温水を使用し、配管にかけた後は必ず拭き取り、再び凍結しないように気をつけましょう。

ヒートポンプユニットの霜

ヒートポンプユニットに霜がつく点も要注意です。エコキュートのヒートポンプユニットは、取り込んだ空気を圧縮して熱を作り出しますが、冬場は空気中の水蒸気が結露して霜に変わる場合があります。

霜がついたまま使用し続けると、ユニットの熱交換器が目詰まりし、エネルギーのロスや十分な湯量の確保が難しくなります。冬季には定期的に霜の付着を確認し、必要に応じて霜取りモードを活用しましょう。

エコキュートの設置場所・種類

寒冷地域は、エコキュートの設置場所に要注意です。とくに外気温がマイナス20℃を下回る可能性がある地域では、エコキュートを屋外に設置するのは避けるべきでしょう。

できるだけ室内設置が望ましいですが、屋外設置の場合は適切な保護措置が必要です。また、選択するエコキュートの種類にも注意しましょう。寒冷地域仕様のエコキュートなら、外気温が一定よりも低い状況でも効率的に動作するように設計されています。

このようなエコキュートは、風呂配管やヒートポンプユニット配管の凍結を防ぐための凍結防止運転機能が搭載されています。凍結防止だけでなく、断熱材の追加や凍結リスクのある状況においても頼りになる性能を発揮します。

これにより、厳しい寒冷地域でもエコキュートが安定して運転し、絶えずお湯を提供できるので冬場でも安心して利用できます。

給湯温度の設定見直し

ガス給湯器と比較したとき、エコキュートを使用したシャワーの水圧は、およそ1/3くらいといわれています。そのため、エコキュートのシャワーの水圧に不満をもつ方もいるようです。

そんなときは、高めの給湯温度に設定するとよいでしょう。エコキュートがお湯を出す仕組みは、お湯と水を混合して、設定温度にコントロールしたお湯にします。

結果として、高めに給湯温度を設定すれば、設定した温度に調整しようと多くの水を使います。タンク内の水の量が自然と多くなるため、ある程度シャワーの水圧を高くできます。

夜間電力を賢く利用

夜間電力を賢く利用するためには、エコキュートが効果的な選択肢となります。エコキュートは、夜間の安価な電力を活用してお湯を沸かし、昼間に使用するために貯蔵できる給湯システムです。この仕組みにより、昼間の高価な電力を使用する必要がなくなり、電気代の節約が可能になります。

しかし、冬場はお湯の消費量が増える時期です。夏場はシャワーで済ませていた人も、冬はしっかりと温まりたいからと風呂に切り替えることも珍しくありません。

しかし、お湯が必要な冬場こそ、外気温が低いためにエコキュートのエネルギー効率が低下し、夏場に比べて光熱費が上がる傾向にあります。とくにオール電化住宅はより影響を受けやすく、節約のために省エネ設定にし、湯量を少なくするご家庭も多いでしょう。

ところが冬場で省エネ設定にしていると、タンク内の湯量が足りなくなって昼間にお湯を生成するようになってしまいます。エコキュートを導入する際、大抵の場合が昼間の電気料金が高いプランに変更する事例が多いものです。電気料金が高い昼間にお湯を作らないように、湯量のコントロールはきちんとしましょう。

気温が下がり始めた時期にはタンク内のお湯を使い切っていないか確認し、余裕を持った湯量に調整しておくのがおすすめです。

まとめ

冬場は湯沸かし時にエコキュートにかかる負荷が大きくなります。低い水温と日常的なお湯の使用量が相まって、故障のリスクが高まります。エコキュートの耐用年数が10〜15年とされる中、とくに寒冷な冬場や寒冷地では凍結のリスクも考慮しなければなりません。十分な手入れや適切な対策を講じ、エコキュートのトラブルを未然に防ぎましょう。また、夜間電力を賢く利用すると、経済的かつ環境に優しい暖房システムを構築可能です。

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